第14回 政策提言賞ノミネート

公開日 2019年10月1日

・千厩100人女子会(岩手県 一関市)
まちの重要な交流拠点である千厩駅前の空き店舗化が著しく、まちの玄関口の交流の場づくりが喫緊の課題となっている。そこで、千厩100人女子会では、せんまや女子のパワーと視点をまちづくりに生かし、コミュニティビジネスの担い手育成と起業の発掘支援として駅前での賑わい創出社会実験を行っている。

選択的夫婦別姓・全国陳情アクション(東京都 中野区)
「必ず片方が改姓しなければ結婚できない」に疑問を抱いた会社員が立ち上げた。「生まれ持った氏名で生涯生きる」ことは基本的人権で、世界各国で夫婦別姓という選択肢がある。夫婦同姓を義務付ける国は日本だけ。2015年の選択的夫婦別姓訴訟の最高裁判決を受けた国会審議・法改正を目指し、2018年11月から、地方議会から国へ、意見書を送る。

鳥栖市議会(佐賀県 鳥栖市)
適切な保育・教育環境を整えることで、特別支援学校にとどまらない学びの選択肢を示し、成長する機会を提供することを目指す。全国的にも珍しい。昨年10月、有志による研究会を立ち上げ、市民との意見交換を30回行った。市民の暮らしに関わる政策条例を議員が提案するのは初めて。全議員21人連名で提出し、9月20日に可決、成立する見通し。

龍円あいり(東京都議会議員)
①障がいの有無に関わらず子ども達が共に遊ぶ「インクルーシブ公園」を提案・都立砧公園で今年度末に実現へ。②日本初!「子育て応援スペース」車両を提案・実現。子連れで安心して乗車できるスペースを設けたことで、母子の社会参加を促し、子どもを社会が見守る機運醸成をはかっている ③「親指で政治参画するICT活用」にチャレンジ。

伊藤真一(東京都 東村山市議会議員)
地方自治法が改正され「議選監査委員を置かない」ことが選択できるようになった。私の地元、東京・多摩地区の各市はこの問題をどう考えたのだろうか。議選監査委員として多摩地区26市の動向を調査した。また、月次の資金収支状況は監査対象であるが、資金繰り情報が議会と共有されていることの意義を、議選監査委員の立場から考えてみたい。

佐藤まさたか(東京都 東村山市議会議員)
ひとりの中学生からの質問「うちの中学校は、靴下の色が白だけと決められています。でも塾で一緒の友だちの中学校は、色がついていても線の入っているものでもOK。服装が自由な中学校もあると知りました。どうしてなの?」をうけ、全中学校7校の生徒手帳を手に入れ、1頁1頁読み進めると共に、中学生たちの声を聴いてみた結果、いろいろなことがみえてきた。

村山祥栄江村理紗(京都府 京都市会議員)
市民コストゼロで新型環状線を整備出来ることを発表。コストを抑える為に、大型水道管のシールド工事の技法を駆使し、小口径と改札口等を排除した究極に簡素化された駅舎、新技術を駆使した電気の無人自動運転型シャトルを使い、民間との共同出資で、返済原資はかつて私が提案した観光客から頂く宿泊税を投入し完結される。

竹之内則夫(公明党岡山市議団)
地方創生時代の地方議員のあり方を問い、未来予想図で住民の動機付けを図り、全住民へのアンケート調査を起点する手法で「地域をチーム」にした。既存団体の長を引き受け、地域づくりを目指す団体を立ち上げた。全世帯を対象に小学校区の意識調査を実施した。新たな生活交通の導入と、「ご近助」の仕組みづくりによる個別支援計画策定を予定。

金田ひでき(熊本県 大津町議会議員)
超高齢時代到来に向けて、まずは軽度認知障害(MCI)への「選択と集中」をおこなうことで共生と予防に繋げる一連の施策を提案。認知度が低い一方で、発覚後の予防効果が高いMCIを軸に認知症予防を推進するとともに、診断・治療に至る実効策として検査・受診へのインセンティブ(地域振興券発行等)の付与をすることを提言している。