前代表 ご挨拶
愛知県犬山市市長 石田 芳弘
自分の選挙、他人の選挙応援といくつもの選挙を経験して来ましたが、正直言って候補者と有権者との間に今一ついい加減さを漠然と感じていました。事業の時期と予算額を明示して有権者と契約する、そして当選したら毎年その達成度を市民に公開するというローカルマニフェストに出会った時、私の選挙のイメージは一変しました。二年前の統一地方選挙で私の書いたマニフェストは、まだまだ不勉強、未成熟なものですが、方向は絶対間違っていないと確信しています。
当選後、二度わが市の予算案をつくりましたが、自分のマニフェストを最優先したことは勿論です。予算案をつくるプロセスは複雑で、従来の事業選択基準は客観性を欠いたこれ又多少のいい加減さを感ずるものでしたが、マニフェストのお陰で優先順位が客観的、且つ明確なものになりました。マニフェストにより政治と行政が論理的に結びついた思いです。
選挙は、政治・行政の岩盤にあるものです。
選挙というデモクラシーの原点を絶えず理性的で明確な辻褄の合ったものにする努力を続けなければなりません。
その一つの手段としてローカルマニフェストの成熟と進化の為心血を注ぎたいと思っています。
前代表 愛知県犬山市市長 石田 芳弘