公開日 2016年11月21日
10月27日~28日、「LM熊本勉強会・被災地視察」を開催しました。
2日目となる28日は、現地議員の皆さんにコーディネートいただき、熊本市、益城町、南阿蘇村の被災地視察を実施しました。
視察参加者は50名超。当日はあいにくの雨のなか、複数の貸切バスで移動しました。
熊本城も大きな被害を受けました。熊本市震災復興計画では「くまもとのシンボル『熊本城』復旧プロジェクト」が5つの重点プロジェクトのうちの1つに位置づけられています。
バスの中からも被災地の現場の様子がよく伺えます。震災から半年がたった今も、崩壊したままの家屋が並んでいる様子に衝撃を受けました。
被害の大きかった益城町を全員で歩きました。り災証明書で半壊以上と判定された家屋などは7月から解体・撤去が開始されており、平成30年3月までに終了予定とのことですが、1棟あたりの解体に要する時間は約2週間~1か月と非常に多くの時間が必要です。
益城町の被害状況などについて、門崎・政策審議監にお話をお伺いしました。益城町では応急仮設住宅が整備されており、入居者の孤立を防ぐため仮設団地内に「みんなの家」を整備するなど、復旧に向けた取り組みについてもご説明いただきました。
避難所として使用されていたホテルエミナース。災害時の大きな課題である避難所運営について、町民リーダーの方にお話をお伺いしました。
益城中央小学校避難所では、避難所のあり方として「コミュニケーションのできる安らげる場所」を掲げられています。コミュニティカフェ、キッズサロン、会食コーナー、学習ルームの設置など、とても参考になる試みです。
南阿蘇村では、大橋崩落現場について阿蘇地域振興局の方にお話をお伺いしました。
2日間に渡り現地コーディネーターをつとめてくださった、服部香代・山鹿市議。災害対応でご自身もお忙しいなか、事前準備から、視察先の手配、バスでのご案内など、ご尽力いただきました。
もう一方、現地コーディネーターをつとめてくださった、来海恵子・合志市議。バスの中でも、熊本の被災状況や課題をずっとお話しくださり、参加者からの質問にも丁寧にお答えいただきました。
視察参加者で記念撮影。今回の視察が、それぞれの地域で役立てられることを祈念します。お忙しいなか対応してくださった熊本の皆さま、ありがとうございました。