公開日 2017年11月21日
2017年11月1日(水)日比谷コンベンションホール(東京都千代田区)にて第12回マニフェスト大賞プレゼン研修大会が開催されました。
総勢150名が参加し、地方自治体の首長・議会、市民が垣根を超えて「地方自治における優れた取り組み」を学びました。この研修会は、翌日のマニフェスト大賞授賞式に先駆けて ①優秀賞受賞者の先進的な取り組みを学ぶ ②伝える力を磨く ③受賞者同士の交流を深める を目的として4年前よりスタートしました。
マニフェスト大賞の審査には影響しませんが、近年では「地方自治改革の最先端の取組みを学ぶ場」として大人気の企画となっています。
研修会では、猪奥美里・マニフェスト大賞実行委員長による趣旨説明に続き、優秀賞受賞者の有志24団体によるプレゼンテーションが行われました。賞ごとに、各団体3分間の発表を行なった後、ゲストコメンテーターによる講評と質疑応答が行われました。
また、研修会の最後に「どの発表が一番よかったか」を決め、表彰するため、ネット投票を初めて実施しました。参加者は、専用ウェブサイトから「投票認証コード」を入力し発表者一覧のなかから、投票したい発表者を選択。その場で集計し、約15分後には金銀銅の三賞を選出・発表して表彰し、記念品の贈呈も行われました。
銅賞 に選ばれたのは、「ほどよく絶妙とりで号」の車掌コスプレで場内を沸かせた『取手市議会・取手市議会事務局』による「『議会愛』&『チーム議会』で対話重視の様々な事業を実施」の発表でした。
議会と議会事務局職員が「議会愛」を持ち、一つのチームとして取り組んだ改革や事業、開かれた議会づくりの成果を発表していただきました。
銀賞 に選ばれたのは、独自のトークで場内を圧倒した『山本 龍 前橋市長』による「政策の背景までわかる!『まえばしインデックス』~”ことば”の意味を共有化する~」でした。
行政の”ことば”の意味をもっと市民に届けたい。その思いから市政の目標に掲げた思いを新聞記事などの見出しを使い、わかりやすく政策を伝える試みを発表していただきました。
金賞 に選ばれたのは地域の未来と課題やまちづくりについて考えた体験を発表した『高森町 若者★特命係、飯田下伊那100計画 事務局』による「全国初!高校生・大学生がつくる若者視点の選挙公報と、高校生参画による開票作業」のプレゼンでした。
地域の議会の大切さを理解する、をテーマに、有権者の一票の大切さを自らの言葉で発表していただきました。
また、専門誌3社から独自の視点による特別賞も発表されました。
『議員NAVI』が選んだのは『有賀 久雄(長野県松本工業高当学校教諭)』様の「模擬投票、市義との交流授業をきっかけに、市政初の高校生による請願書採択へ」でした。
『日経グローカル』が選んだのは『可児市議会』による「4つの政策サイクルを連動させた民意を反映する政策タイムライン」の発表でした。
『ガバナンス』が選んだのは『若者による静岡県知事選公開討論会』による「公開討論会の開催と若者マニフェストの発表~「県政に若者の声を届けること」を目的に~」でした。
最後に、マニフェスト大賞実行委員会 北川正恭・審査委員長より、「良い政治、善政が進んできている。マニフェスト大賞を通じて、地方が『分権』から『創生』へ進んでいることを実感している。皆さんが各地域でこうして頑張っていることを全国に証明していきたい。」との言葉をいただきました。