地方議会研修会 in 岡山を開催!総勢75名が参加しました

公開日 2018年2月13日

 2月7日、「地方議会研修会 in 岡山『地方創生時代の政策と議会のあり方を学ぶ』」を環太平洋大学岡山駅前グローバルキャンパス(岡山市)で開催しました。

 今回は、マニフェスト大賞を複数回受賞している公明党岡山市議会議員団の政策提言や全国の議会改革の先進事例、町村総会設置の検討で話題を集めた大川村議会の取組みからこれからの議会と政策のあり方を学ぼうと企画されたものです。当日は、岡山県内の議会関係者を中心に75名が参加しました。

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 『地方議会から日本を変える』と題して基調講演を行った北川正恭 早稲田大学名誉教授。地方創生時代における二元代表制のあり方と議会の立ち位置について述べ、議員「個人」ではなく「議会」として住民に評価される活動が必要と説きました。話を聞いた参加者からは「厳しい話だが、改革意識が芽生えた」などの声があがりました。

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 参加者のなかには、議員と議会事務局職員が一緒に参加する議会も複数ありました。市民アンケートの実施方法から政策や条例のつくり方、議員間の問題意識の共有と他会派の巻き込み方、住民への説明責任など、自治体を超えた議会の共通課題は多くあり、先進事例から得るヒントは豊富です。

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 先進事例報告を行った、川上文人 大川村議会 議会運営委員会委員長、林敏宏 公明党岡山市議団、子籠敏人 あきる野市議会 議長、黒川勝 自民党横浜市議団。人口が400人の大川村から370万人の横浜市まで、規模は大きく異なりますが地方議員という立場は同じ。議会と議員の役割、民主主義について率直な意見を交わしました。

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 左はコーディネーターをつとめた林紀行 環太平洋大学准教授。大川村へ現地視察を行い、議員のなり手不足問題に関する研究も行っています。右は川上文浩 可児市議会議長。パネルディスカッションの冒頭では、予算決算審査など4つの政策サイクルで全国の議会改革をリードする可児市議会の取組みを紹介しました。

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 翌日は「バイオマスツアー真庭」に参加。冒頭、太田昇 真庭市長から『里山資本主義 真庭の挑戦』と題し、地域資源を活用した戦略についてお話を伺いました。長尾修 真庭市議会議長にもご参加いただき、地方創生に関する意見交換を行った後、バイオマス集積基地と発電所、地産地消エネルギー100%利用の真庭市役所本庁舎などを視察しました。