【LMオンラインセミナー#02】「ICT活用で教育の何が変わる?2 何が壁? 公教育のICT機器導入 ~先進事例と意義を探る~」開催しました(参加者82名)

公開日 2020年8月4日

【LMオンラインセミナー#02】「ICT活用で教育の何が変わる?2 何が壁? 公教育のICT機器導入 ~先進事例と意義を探る~」を2020年08月04日に開催しました(参加者82名)

先行自治体の議会からの報告から、なんのためにタブレットを導入していくのか。先生が教える授業から、子どもが主体的に学ぶ授業へ。いつでもどこでも使いやすい環境の整備。ICT支援員や指導主事による学校サポート。オンライン授業/できることから・双方向でのやりとり・やりながら解決を。成果と課題/学びの意欲向上、学校間・教師間の格差、不登校児童の参加。学校にまかせるのではなく、丁寧なプランニングが必要だ。デジタルシティズンシップ。デジタル教育の評価/短期的な効果、基礎的なスキル、文章の記述量の増加と構成力、タブレットかノートパソコン。活用の方法がこなれてくると、授業がこなれてくる・理解が広がる。教育委員会へのアプローチ方法まで。ICTを教育へいかしていくため、最新情報やこれからの方向性、現状や課題について議論いたしました。

 

 

プログラムや当日のご案内は以下となります。

【LMオンラインセミナー#02】

ICT活用で教育の何が変わる?2 何が壁? 公教育のICT機器導入 ~先進事例と意義を探る~

 文部科学省によるギガスクール構想が急速に進められ、すでに議会で予算が成立し、導入が目のまえに来ている自治体が増えてきました。しかし、児童生徒にICT機器を用意して、教育がどのように良くなるのか分からないとの声を多く聞きます。特に公立小中学校では、対面授業こそが教育であり、学校が再開したことでICT機器の活用やオンライン教育への消極的な姿勢が見える例もでてきました。
 そこで、ICT教育関連の予算を審議した議会から課題提起を行うとともに、先行して公教育にICT機器を導入した熊本市教育委員会から現状の成果を伺い、今後の公教育でのICT活用をどのようにしていけば、教育がより良くなるかを参加者とともに議論します。どうぞ、ご参加ください。

◯日時:2020年8月4日(火)15時~17時(予定)
◯手法:ZOOMによるオンライン
◯参加費:5,000円(税込み、一人)要申込

◯内容(20200716現在)

【問題提起】導入までに質疑しておくポイントはここ(各4分)
 すでに導入を決めた議会から論点と課題を報告します

 白井亨 東京都小金井市議会議員
 治田学 東京都渋谷区議会
 古堺稔人東京都豊島区議会

【事例報告】全小中学生にICT機器導入 熊本市の手法と成果、今後(30分)

 本田裕紀 熊本市教育センター 教育情報室長
 新型コロナ対応の一斉休校では全小中学校で遠隔授業を行ったのが熊本市です。ICT機器整備は、熊本地震の後、未来の礎づくりとして2018年度からスタートしはじめたのが熊本市です。単に機器を導入するのではなく、産官学の連携協定を結び、ICT支援員も活用して研修を充実させていること。教師が一方的に教える授業から子どもが主体的に学ぶ授業に変える共通目標に向かい取り組むのが特徴です。実例から公共教育でのICT機器整備の意義、課題。成果につい報告します。

※【参考】熊本教育委員会「タブレット端末を活用した授業実践動画」
PC-Webzine 「熊本市が取り組む市内全小中学校を対象とした教育ICT」

【講演】“新しい葡萄酒は古い革袋に入れてはならぬ”
 なぜ教育へのICT機器導入が必要なのか?理念と実例

 国際大グローバル・コミュニケーション・センター 豊福晋平准教授
(研究分野は、教育情報化、学習者中心、社会的構成主義、ICT脱教具論、オープンデータ。長年にわたり「教育と情報化」のテーマに取り組む)
 ICT機器活用で教育をどのように良くしていくのか、オンライン教育の必要性も含めて理念と活用のポイント、議会審議で論点についての見解を伺います。

※【参考】朝日新聞『学校再開後もオンライン活躍?「積極的不登校」にも備え』
日本経済新聞 『デジタルで効率的な学びを」

以上