第01回 LM会員定例会「ChatGPTで進化する議会活動」開催報告

公開日 2025年4月21日

 2025年4月18日、第01回 LM会員定例会「ChatGPTで進化する議会活動」をリアル(新・国立事務所)とオンライン(Zoom)の併用形式にて開催しました。今回は、ローカル・マニフェスト推進連盟が新体制となってから初めての定例会です。

 生成AI(ChatGPT)は、議会活動でも活用できる実践ツールとして全国で注目が集まっています。当日は会場に10名【満席】、オンラインで約60名の申し込みがあり、関心の高さがうかがえました。

 発表を担当したのは、当連盟共同代表で東京都江東区議会議員の鈴木綾子氏です。鈴木氏は、NTTドコモ出身で、ICTを活用した議会活動に積極的に取り組んでいます。これまで、コミュニケーション戦略の手法などでマニフェスト大賞でも複数回、表彰されてきました。

 

 

 鈴木氏からは、ChatGPTを使用した質問づくりや政策立案、議会活動の情報発信の実践例などについて、順序立てた説明がありました。そして、AIを上手に活用するコツや、オリジナルキャラクターやイラストの作成法などについても話がありました。

 会場からは「膨大な行政資料をどのように読み込ませていくのか」「複数あるAIから、どれを使用するのがよいのか」「具体的にイラストはどのように作成するのか」などの質問があがり、実際にAIを取り入れようとする意欲が感じられました。鈴木氏からは「ChatGPTは単なるツールではなく『対話する相棒のような存在』。どのような質問を作りたいのかを明確に伝え、段階を経ながらブラッシュアップしていくことが必要。完璧なAIはないが、日々学習させることで1カ月の間だけでもどんどん進化していく」と話がありました。

 生成AIは、日進月歩で進化しおり、地方行政や議会活動での活用例も増えています。そのため、当連盟では、こうした勉強会をシリーズ化し、生成AIをどのように実践に取り入れていくのかを全国の皆さんと一緒に学び考えていきたいと思います。