シティズンシップ推進賞ノミネート

公開日 2017年9月29日

東京都 品川区議会
品川女子学院で中等部1年生と区議会議員との意見交換会を開催、各クラスで設定した地域の課題について、夏休みに行った調査をもとにグループに分かれ活発な意見交換が行われた。各会派から議員が参加することで政治的中立を担保した。

新潟県 新潟市議会
地域の課題を見つけ社会参画の意欲醸成を目的に、模擬議会やワークショップ、議会見学や議員との意見交換等の主権者教育を実施。市内5校で実施したアンケートでは「市議会に関心がある」と答えた生徒が実施前の22%から95%に増加。

長野県 松本市議会
市議会議員が市内高校の「現代社会」の授業に出向き市議会の仕組みや議員の仕事を紹介。高校生との意見交換等を行う「高校生との交流事業」を実施。授業がきっかけで、生徒達が議会に請願書2件を提出、全会一致で採択された。信州大学との連携も実施。

・有賀久雄(長野県松本工業高等学校 社会科教員)(長野県松本市)
模擬投票の実践から、「本物の請願」へ。当初は模擬請願を目指していたが、議員と高校生の交流授業がきっかけとなり、意見や要望を集約、請願書にまとめ、生徒代表5人が市役所を訪れ提出。生徒自ら委員会に出席し趣旨説明を行った。生徒達の請願は本会議で採択された。

荒井英治郎(信州大学教職支援センター)(長野県)
生活者としての若者の実態に即した意見交換を松本市議会議員と行うために、学生が中心となって大規模(506名)なアンケート調査を実施。調査を踏まえて、若者目線で市に政策を提言。参加者の印象論でなく、実証的な根拠に基づいた意見交換が行われるよう努めた。

大阪府議会
高校生を対象に「大阪府議会出前授業」を実施。支援学校や定時制を含め5回開催、参加者は1200名を超えた。学校の要望に応じて内容をアレンジしたり、参加型授業にしたりするなど工夫している。初の試みとして「防災」をテーマに、府民向けの出前講座も開催した。

静岡県 伊豆市選挙管理委員会
主権者教育出前授業と生徒会選挙を同時に開催。実在する身近な人が立候補し、本物の演説を聞いて投票する、そして当選した人がその職に就くまでを見届けられるという、単なる模擬選挙では体験できない現実感にこだわった。

愛知県 犬山市選挙管理委員会
生涯投票率100%を促す『選挙手帳』を作成。新たに有権者となる市民約2200人に配布。投票時の気持ちや何を期待して候補者に投票したのかを記載する「投票コメント(未来への想い)欄」を設けた。投票所では若い有権者が手帳にスタンプを押す姿も多く見られた。

長崎県 大村市選挙管理委員会
票育事業で連携する「NPO法人僕らの一歩が日本を変える。」が開発した政治ボードゲームCANVASSを使い、エンターテインメント性のある政治教育を実践。年齢や感覚の近い大学生と一緒に、自分たちの住んでいるまちの魅力や課題に気付きながら、政治や選挙について学ぶ。

NPO法人メディアージ(宮城県仙台市)
仙台市長選挙において、若年層へのアプローチを意識した多彩なコンテンツを発信。ボートマッチ、候補者へのインタビュー、街頭演説のアーカイブ、選挙の豆知識、公約の批評、選挙を振り返るネット番組の配信に加え、気軽に政治を語れるカフェの場を設けた。

・けんみん会議(埼玉県)
地方自治体の選挙を対象とした主権者教育を実践しようと考える人に「すぐに行動に移せる」情報をWEBサイトを通じて提供。解説資料や補助教材の提供や事例紹介、授業実施の際の注意事項等を発信している。

学生団体ivote(東京都)
「やわらか選挙公報」は都議選候補者の公開討論会での話をもとに、公約をまとめてネットで配信。インパクトのあるキャッチフレーズとともに若者に身近な政策や候補者の人柄も紹介。中立の視点やわかりやすい言葉で書くことにこだわった。

若者による自主講座「ミライカイギ 市長×若者」実行委員会(東京都小金井市)
若者が普段感じている課題や、市長、市政について聞きたいこと、市長が若者に聞きたいことについて話し合い、暮らしやすいまちづくりについて考える対話イベントを高校生・大学生が企画。イベントには若者だけでなく高校生から90歳まで幅広い世代が参加した。

一橋大学小岩信治研究室(東京都国立市)
「100%GoVote!めざせ100%」をキャッチフレーズに、学生向け投票啓発活動を実施。自らの投票方法を確認できるフローチャートを作成、不在者投票の方法を解説するなど「わかりやすさ」にこだわり、SNSも活用しながら情報発信を行った。

高森町わかもの★特命係、飯田下伊那100計画事務局(長野県高森町)
高森町議会議員選挙において、若者の視点で議員に質問し回答を新聞紙上で公開する「若者版第2の選挙公報」を作成したことに加えて、全国で初めて町議選の開票作業に高校生を採用した。他にまちづくりについて若者とディスカッションするKAMOKAMO会議2017を開催。

CLIP (クリップ)(静岡県牧之原市)
高校と地域が連携し、地域を担う人材や地域課題解決に貢献する人材を育てるための研修会やフォーラムを実施。高校生ファシリテーター、グラフィッカーを育て、一緒に「学び合いの場」のワークショップを運営する。

・衣笠じゅく(滋賀県)
参議院選挙で立命館大学びわこ草津キャンパス内に期日前投票所の設置を要望、実現。同時に、投票への関心を高めるシティズンシップ教育を大学内で4回実施し大学生にとって身近なテーマで政治との関わりを考える機会を提供した。

NPO法人 NEXT CONEXION(愛媛県松山市)
同法人の教育プログラムを体験した中高生が、議員交流イベントや小学生を対象にした仮想の街を体験するこどもタウンを企画する「よのなかづくり事業」を展開。主権者意識を養う「学びづくり事業」では今年7月に議員を高校に招いての授業を実施。

東熊本青年会議所(熊本県大津町)
「震災と復興と選挙権~若者と共に考える地域の未来~」と題したシンポジウムを開催。いかに多くの人に参加してもらうか、いかに多くの市民に波及させるかにこだわりゲーミフィケーション形式の模擬投票や地元高校生・大学生によるパネルディスカッション等を実施した。