第16回マニフェスト大賞エリア選抜・中国

公開日 2021年9月30日

古民家上手(島根県 松江市)
地域に住む人と人をつなげる活動を4年前から行っている。地域に今住んでいる人たちの人間関係は、意外にも希薄な面がある。近年は地域でもグローバル化が進み外国人が多く住むようになったが、地域住民との関係が希薄からの誤解も見受けられる。地域住民、外国人、若者を、それぞれが持つ能力を発揮して頂くことで、関係の再構築を行い、住みやすい社会つくりを目指している。
 

浜田市議会(島根県 浜田市)
犬山市議会の「市民フリースピーチ制度」を参考に、「はまだ市民一日議会」を開催。「はまだ市民一日議会」は市民が議場で、日ごろ暮らしの中で思う意見や要望を5分間で発言するイベント。議員は聴いた意見に対し、確認の質疑等を5分間で行う。実施後に全員協議会を開き、市民からの意見を議会としてどう取り扱うかを協議。協議の経過及び結果は発言者にフィードバックを行う。募集定員を超える申込があり、嬉しい悲鳴をあげることとなった。
 

市民避難行動促進「三原スタイル」構築連携協議会(広島県 三原市)
避難行動調査研究事業の検討結果を受け,民間企業・組織と行政からなる市民避難行動促進「三原スタイル」構築連携協議会を設立した。行政中心の災害時の避難に関する一連のシステムに,企業や団体のアイデアやノウハウを加えた三原独自の避難行動促進システムを構築し,日常生活の至る所,あらゆる場面に「防災」が溶け込み,市民が災害発生の危険性を「自分のこと」としてとらえられるよう取り組んで行く。
 

三原テレビ放送株式会社(広島県 三原市)
2018年に発生した「西日本豪雨災害」で、三原市は甚大な被害に見舞われた。特に河川の氾濫による浸水被害は深刻で、避難の遅れから犠牲になられた方もいる。当時、災害放送を行っていたが、避難を促すための発信を効果的に行うことはできなかった。この体験から得た教訓を元に、私たちは「命を守る放送」を行うために、どのような情報を発信すべきかを考え、災害放送を見直した。
 

三原市議会議員 正田 洋一(広島県 三原市)
議員の基本的な仕事に立ち返った時、市民の福祉向上のためには、市民との対話が基本の基本であることはいうまでもない。ついては、どのような方法で市民の声を聞き、政策に反映していくのかと考えた時に、市政報告会という形式ではなく、テーマを定めて討論会をする場をもつことで、未来の政策になりうるべき、意見聴取およびより深い議論ができるという視点から、「政策カフェ」という討論会を実施すべきと考えた。
 

福山市(広島県 福山市)
福山が大好きな方や情報発信意欲のある方を「福山アンバサダー」に認定。「#福山アンバサダー」を付けて投稿することで、フォロワーを通して世界中に発信し、福山の魅力をよりたくさんの方に知ってもらう。認定者数は905人おり、総フォロワー数は約220万人(2021.8.1現在)2017年10月に活動を始めてからコロナ禍においても良質な情報発信媒体として3万8千件を超える投稿がされており、およそ8100万人に届いたと推計している。
 

周南市議会(山口県 周南市)
市民(団体)と議会(議員)が直接懇談することで、市民の自治意識の高揚、議会への参画の機会を確保するとともに、市民の生(なま)の声を議案の審査や所管事務調査等に生かすため、各常任委員会または特別委員会単位で「委員会懇談会(ミニコン※)」を開催。平成17年から現在までに計18回実施。※ミニコンとは、小規模という意味の「ミニ」と、懇談会の「コン」を組み合わせた造語。